ブドウ視察in長野
~作り込むとは何か~
ブドウ産地の長野県へ20日、視察してきました。
三条市大島地区を中心とした若手有志 でつくる「大島園協ぶどう研究会」のメンバー17人が参加。
視察した場所は、ブドウ農家3件です。
順番に、須坂市の高田洋一さん、千曲市の北澤文康さん、上田市の飯塚芳幸さんの畑を回りました。
ブドウづくりへの想いは3者3様。
それぞれが考えるウマいブドウを突き詰めていました。
3人とも穏やかな口調で話していましたが、目はギラギラしていました。
こういう農家になりたいなと思いました。
視察後、飯塚さんを囲んで懇親会でした。
大人気品種・シャインマスカットの栽培面積が増える中、今後は糖度が低いものや房が大きいものなど、多様なものが出てくるであろうと飯塚さんは予想。
その中で、最終的には味で勝負すること。
そして、人よりも早いから出荷するとかではなく、ウマくならなければ売らないことを訴えていました。
また、飯塚さん曰く、ウマさを突き詰めると「地力」に行き着くとのこと。
ブドウづくりとは「土に任せる」ことだとも話していました。
今回の視察を終えて、果物は作るだけではだめなんだなと感じました。
北澤さんの奥様も話していましたが、「作り込む」ことが大切。
生産者が何を込めて作ったか…。そこが評価されていくのだろうと思います。
なんて偉そうに書きましたが、就農したら、つい目先のことに心が奪われてしまいそうです。
自分がウマいと思ったものを売る。そのために、作り込む。
忘れないようにするために、週に1度はこの文章を読み返すことにします!
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