ハスの花は病害虫の被害がほかの植物と比べると少ないです。

が、ゼロではありません。

まずは、アブラムシですね。鉢にアリがいたらほぼ100%のアブラムシがいます。

オルトラン粒剤が使用できて手に入りやすいので、気になる方は使ってください。

それとヨトウムシ類も多いです。葉を食べます。

ヨトウ虫に食べられた葉はすぐにわかります。そして、ほぼ100%の確率で黒いウ〇コを葉の上にしていきます…。あまり殺傷はしたくありませんが、見栄えが悪いので見つけ次第殺します。

日光が当たらず風通しが悪いとうどんこ病が発症します。

うどんこ病になった葉。風通しと日当たりが悪いとは現れます。

うどんこ病が出た葉は、すぐに切って捨ててください。

また、炭そ病もあります。があまり心配しなくてよいと思います。

炭そ病

できれば風通しの良い場所に移してください。ほっておいても大丈夫です。

当園ではハウス栽培もしていますが、高温多湿になると出てくるのが褐斑病です。

褐斑病

これも葉を切り取り処分してください。農薬を使用するならトップジンM水和剤ですかね。

また、アブラムシなどを介してウイルスにかかってしまうこともあります。この場合、生育が極端に悪くなり、花が咲きづらくなります。

こんな感じの葉が出てきたらウイルスに感染しています。

当園でも過去に2品種が突然このような状態となり、全て廃棄するという決断を下しました(多分100鉢以上)

廃棄した理由は軒並み花を付けにくくなったからです。ショック…。

ウイルスも厄介ですが、一番最悪なのは腐敗病ですね。文字通り、レンコンが腐り葉も茎も腐っていきます。

腐敗病とみられる鉢の様子

葉が黄色くなってきた、葉が垂れ下がっている、そして枯死した…となれば腐敗病の可能性が高いです。

肥料を与えすぎたり、植え替えをせずにずっと同じ土で栽培していると起きやすいです。

注意してください。