やまもと農園について長野県上田市(旧真田町)でハスとスイレンを栽培しています。標高900mの中山間地で、菅平高原まで車で15分ほどと冷涼な環境です。どちらの花にとって決して恵まれている環境ではありませんが、じっくりと育てることで、8月上旬まで花が咲くように工夫しています。当園ではハス田やビニールハウスで栽培しています。時季になると赤やピンク、白や黄色など約50品種のハスの花が咲きます。ビニールハウス内のハスは、全て鉢で栽培しています。鉢で栽培することで、目の前でハスの花を楽しむことができます。ハスの花の匂いも味わえます。さらに育種にも力を入れており、当園オリジナル品種「真田蓮」を生み出しました。当園がある上田市真田町といえば戦国時代で活躍した真田家です。その真田軍の象徴である赤備えのイメージを彷彿とさせる赤色だったので「真田蓮」と名付けました。販売はしていませんが、レンタルなどでご利用できます。園主について山本泰士長野県上田市生まれ。酒屋の三男坊として育ち、地元の上田高校を卒業後、新潟大学へ進学。新潟大学大学院まで進み、修了後に新潟県の新聞社である新潟日報社に入社。記者として約5年間勤務。取材を通して農業に強い魅力を感じて一念発起して2015年に退職。1年間、様々な農家と出会い農作業に没頭。2016年に新潟県三条市の渡辺果樹園で農業研修をスタート。農業経営や果樹栽培の技術を学ぶ。並行して新潟県燕市のフラワー華蓮でハス栽培の基礎を学び、2017年に独立。園主の思い「なぜハスを作っているのですか」とよく質問を頂きます。理由はハスが泥の中から気高く美しい花を咲かせるからです。どんなに苦しく困難な『泥』という状況でも根を張り続け、やがて花を咲かせるハス。たくましく、清楚で気品あるハスのようにありたいと願い、ハスの花を作っています。